ポルシェを愛するユーザーの皆様へ、ポルシェを知り尽くしたプロが皆様のお役に立つような情報を掲載していきます!
※ストリートからサーキットまで、あらゆるシーンでたくさんのポルシェにたずさわってきた当社代表が担当いたします。
 
1.空冷ポルシェの油圧計について
2.空冷ポルシェの油温計について
3.事故車の見分け方
   
  今後もコンテンツをUPしていく予定です。ご期待ください!
 
1.空冷ポルシェの油圧計について
油圧計(オイルレベル計)は、みなさんご存知のとおり、一番左にあります。エンジンが冷えているときや、エンジン回転が上がっているときは針が一番下の赤いところに指しています。エンジンが完全に温まり、アイドリング状態にしていると針がオイルの量を指します。
このときエンジンルーム内のオイルレベルゲージ(棒状のモノ)を抜いてみてください。
レベルゲージのロアレベル(下の溝)とアッパーレベル(上の溝)のちょうど中間ぐらいが良いレベルとされています。
 エンジンルーム内の棒のレベルゲージと室内のメーターがずれている場合
オイルタンク内のオイルレベルセンサーの不具合が考えられます。
 
 
2.空冷ポルシェの油温計について

次に、その隣のオイル温度計ですが、ほぼ完全にオイルが暖まった状態でフロント右のオイルクーラーの作動を確認してください。オイルの温度がある一定以上上昇するとファンが作動し、油温が一定レベルまで下がるとファンが止まります。
この作動を確認したうえでメーターの針が中間位であればOKですが、針が中間を超えるようであれば要チェックです。

 
ポルシェのエンジンオイル漏れの一つの原因
     
あまりエンジンを回さず(2〜3000回転)低回転ばかりで運転していると、エンジン内のピストンを冷やすためにオイルを吹き付ける仕組みになっている部分に油圧がかからなくなります。そして、ピストンの裏にオイルが噴射されないため、ピストンが冷やされない状態になります。 さらに、ピストンヘッドにはカーボンが付着、蓄積してしまい、ピストンの温度がさらに上昇します。
結局、シール系(シールゴム類)の劣化を進行させることになり、エンジンオイル漏れが始まってしまうわけです。
  ポルシェ メーター
   
左が油量メーター、右が油温メーター
解決策として、たまに高速道路を走るときは法定速度に達するまではなるべくエンジン回転を上げてからシフトアップするように心がけてください。エンジン内に溜まったカーボンを吐き出させるような気持ちでエンジンを回し気味に運転するのが良いと思います。
3.事故車の見分け方について
修復歴とは?
過去に交通事故その他の災害により、車体の骨格部位を損傷し、「修正」あるいは部品「交換」により修復したものを言う。
流通過程での未修復の「現状車」も同様の判定基準を適用する。
〜日本オートオークション協議会「修復歴基準マニュアル」より〜
 

中古車を買われる場合、皆さん誰でもなるべく安く程度、状態のいいお車を探されるのが当然だと思います。あらかじめ最初から修復歴ありとか補修歴ありなどと提示されている場合は、販売者の方にどこを補修したのか修復したのかをしっかりと説明を受けてください。
そしてその箇所が

正常に、
正確に、
綺麗に、

修復、補修、修理、復元されているかを確認して、車両価格とその程度を天秤にかけ"よしと"思ったら購入してください。

  ポルシェのプロが教える!
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修復歴ありも補修歴ありも提示されてない場合は?
私は、「査定士」の資格も免許も取得してませんので私の独断の車の"見方"として参考にしてください。
 
購入を検討している車をできるだけ多く見る。
  それぞれの部分の"違い、同じ"を記憶してください。
実際に車を見るときは、車から少しはなれて車全体を見渡すように見てください。前後左右の傾きなどをチェックすることが大切。車体のねじれ、ゆがみ、サスペンションのへたりなどを目安にしましょう。
   
各パネルの(ボンネット、フェンダー、ドア、リヤフェンダー、エンジンフード)隙間を全部見る。
  隙間が前後、上下、左右で均一か、広すぎないか、狭すぎないか、片方が広くて片方が狭い、始め広くて、だんだん狭くなるなどをチェックしてください。このパネルの隙間に違いがある場合は、モノコックボディ全体に歪みがあるとかフレームが歪んでいるとかの不具合がある可能性が考えられます。
   
ドアを開閉する。
  ドアの開いた瞬間にドアが下がったりしないかなどをチェック。そして、ドアが開いたらドアのヒンジ部分をみると、ヒンジ部のボルトを緩めた跡があると、その箇所を何らかの作業したということになります。
ドアを閉めるときには音"しまり音"に注意してください。左右のしまり具合、音に注意です。
また、ドアを開けたときはドアの内側に必ずと言っていいほどパネルのつなぎ目にシーラーが施されています。これは、ドアパネルの構造がアウターパネルと、インナーパネルを接着して構成されているためです。そのシーラーの形の違いを見てください。
明らかに形が違っているときはドアパネルを交換しているか、何らかの修理をしているかです。このシーラーの塗布状態、形は車両のいろんなところに施されていますのでシーラーチェックだけでもいろんな部分がチェックできます。
   
フロントフードを開けカーペットをめくり、中をチェック。
  ホイールハウスパネル(サスペンションのストラットが取り付くところ全体のパネル)、フロントフロアパネル、フロントクロスパネルなどのつなぎ目の溶接部分の見栄え、アンダーコートのぶつぶつ具合、ペイントの色合い、鉄粉の有無、錆の有無、などのチェックです。
そして、フロントフェンダーの取り付けボルトもチェックしてください。このフェンダーの取り付けボルトの位置のズレや、ペイントのはがれなどがあると、フロントフェンダーを外したり動かしたりしなければいけない作業が行われたことになります。
   
リヤエンジンフードを開ける。
  左右リヤフェンダーとエンジンルームの境目にあるスポット溶接様子、スポット目の感覚や大きさ出具合を見てください。ヘコミ具合、リヤクロスパネルとの接着部の溶接具合、形、ペイントの状態もチェックします。
   
下回りをみる。
  まずサスペンションがノーマルか社外が装着されているかのチェックです。社外のサスペンション装着車であればどこのメーカーの製品かを聞きましょう。
(自分が装着しようと思っているサスペンションならラッキーです。)
そのときにスプリングのレートや長さのデータをだしてもらい、データを保存してください。また、サスペンションの構成部品でロアアームやホイールキャリア(アップライト、又はナックルなど)のパーツが片側だけ、綺麗で新品に見える場合は交換の証です。販売者に交換した理由を聞いてください。
   
アンダーコートの状態の確認する。
  部分的にアンダーコートの塗布目が違うときはそこを補修、修正などをしています。
   
  以上のようなことをチェックしてもらうだけで、「中古車」を見る目は多少養えると思います!
   
  →修復歴基準に関してはこちら
   
ポルシェのプロが教える!   〜ひとこと〜
修復歴や補修歴があったとしても、しっかりと綺麗に、正確に直してあればいいと思います。 売主が偽証せず、買いたい人が納得して買うのであれば全然OKです。
ただ、セオリーどおりでしょうが相場価格より100万円安いポルシェはすぐに100〜150万円位の出費は覚悟したほうがよさそうです。

ポルシェのことならボディーファクトリー荻野へどうぞ。